素晴らしき世界で賽を振れ

NEWSと嵐と私。アイドルだって人間だもの。頑張っている人からパワーをもらって生きて行く。

NEWSと私 2

この夏、一番の出来事。

それは齢30にしてNEWSオチした事でしょう。まさかの展開。

 

なにが私をNEWS担に走らせたかというと、それはやっぱり君でした。シゲアキ先生でした。君もまた緑色か!!と、NEWSのメンバーカラーを知って驚く。

 

 

 

まだNEWSにオチていなかった私は、「チャンカパーナとか、KAGUYAとか、4人になってからのNEWSは攻めてますな〜」「でもこれは6人では歌えなかったよね、4人だから成立する世界だよね」って思ってて、歌番組を見るたび関心していた。アイドルとしてやりきる彼らを尊敬していた。そこにぶっ込んできたチュムチュム。出だしで小山さんが「ちゅむぅ〜〜〜〜〜!」って言ったり、あのきっと4人にしか着こなせない衣装で頭に可愛い布を巻いて、セクシーかつ可愛らしい振りで歌い踊る4人を歌番組で見て

「こいつらまたやりおったー!!!!」

「スゴイよNEWS!!やりきるyou達めっちゃかっけーよ!!!!」

って尊敬の念がより深くなったチュムチュムリリース。

 

そして夏休み中、朝からビビットを見ていたら、出ているじゃないのシゲが。この日のビビカルは東京の100年、銀座ライオンでビールを上手く注げないシゲ。渋谷のシゲ。表参道のシゲ。「この人、NEWSなのに普通にロケするんだな、チュムチュムとか歌ってるのにな」「ビール注げないけど頑張ってるな」「スタジオでのコメントもうちょっとポジティブな事の方がいいんじゃないかな」などと、冷静に見ていた自分。今となっては、あまり人に気がつかれない事も、ネガティブなトコロも、彼の魅力だったんだと分かった。その時は意識していなかったけどね。

このビビカルきっかけで、加藤シゲアキが気になりだし、ネットでNEWSの動画を見まくり、色んな情報を仕入れる事2・3日。偶然にも美恋魂のフルスイングを目にしてしまう。泣いているコヤシゲ。感情こめて歌うマッスー。泣かないエースの最後の涙。懸命に歌う彼ら。連日のネットサーフィンで秩父宮の事、脱退の前後の4人の心持ち、それらをなんとなくは知識として知っていたけど、フルスイングの一曲分の映像だけで、6人から4人になって秩父宮でファンと再会するまでの苦しさと背負った荷物の重さ、ファンといっしょに作り上げたあの時間、涙、笑顔、全部が、ネットで知った知識じゃなくてその場にいなくても感じることができる気持ちとなって私に伝わった。嗚咽するファンの姿が映し出されると、もうダメだった。私も泣いていた。

もう、もう、いても立ってもいられない。私もその輪の中に加わりたい。加わるにはファミクラに入らなければ…でも…嵐に入ってるのに、NEWSにも入って良いものか?

なんて暫く悩みつつも、某動画サイトでメンバーのラジオを聞き、過去の映像を見まくった。その月の私のiPhoneは通信規制をくらった。Wi-Fi接続していない車内で動画を流しながら通勤していたから。

 

「こんなに好きになってきているなら、加藤シゲアキ著の小説も読まなくては」そう思った私は、職場のパソコンンから図書館の蔵書検索で加藤シゲアキ著書を探し、その昼休みには本を借りに職場から車を走らせた。でも、読むのが怖くて借りてきてから数日はテーブルの上に置いたまま手を付けられずにいた。

「もし、この本を読んでがっかりしてしまったら、私はNEWSのファンになれない」そう思っていたから。私自身、本の好き嫌いは結構ある。読んでみて「無理だ、読めない」と思って途中で断念してしまった本もある。このピンクとグレーがそうなったら、私はNEWSファンになれない。シゲを好きでいられないかもしれない。そう思うと読む気になれなかった。

でも、読まないと、進めない。何にも動き出さない。そう思い、8月の夜にピンクとグレーを手に取った。

 

 

結局、読み出した数時間後には読了していた。面白かった。この小説を、あの時の加藤成亮が書いたかと思うと胸が苦しかった。仕事をくださいと言ってつかみ取ったチャンスをしっかりとモノにしたシゲ。よかったね、本当に良かった。加藤成亮が苦しんでいた時に、私は嵐を追いかけていた。苦しかったその時に気がつくことができなくてごめんね。でも、きっとこのタイミングで好きになった事にも意味があるんだと思う。

 

読了後は気持ちもスッキリとして、NEWSのファミクラに入るため、久しぶりに郵便局に用紙をもらいに行った。ファミクラの入会は2回目だから慣れている。

そして、美恋魂のDVDも買って泣きながら見た。NEWSもファンの皆も待っていたんだね、よかったね、と、穏やかな気持ちで、でも泣きながら見た。

9月になって肌寒くなってきた頃、我が家のポストにNEWSの会報が届いた。WHITEの衣装を来ている4人と共に届いたキラキラの会員証。私の嵐の会員証は黄色い昔のヤツで、ハッキリとした色合いで派手だなー(古いデザインだから嬉しいは嬉しい)と常々思っていた。だから、NEWSの会員証はとっても可愛くて心躍った。なにより、会員になれてホッとした。

8月入会で、私のNEWSの会員No.15*この数字にも、色んなドラマがあって、色んな意味があると思う。多い少ないの問題でもない。けど、彼らは上を目指しているんだと思う。色んなところで発する言葉尻から勝手にそう思っている。

 

私もこれから4人を支えていくから、もう一段上の世界を見せてあげるから、だから私たちにステキな恋をさせてください。美しい世界を見せてください。

 

新規の私が言うのも気が引けるが、これが素直な私の気持ち。

 

きっと4人なら、4人が目指しているNEWSになれる。それが上を目指すものなら、絶対それも手に入る。そう思わせてくれる彼らに、これから先のジャニオタ人生を預けようと思う。何事も渦中にいる時が夢中で楽しい、時に苦しくてもそれもまた振り返れば思い出の一つになると思う。

 

何年後かに、「あの時は……」「あの曲は……」と笑いながら思い出していたい。NEWSを応援してきて「幸せだ」と言っていたい。そうできるだけの時間をこれから一緒に刻んでいきたい。

そしてその時には、4人が今よりもっと幸せになっていて欲しい。

小山さんが言うように「4人で幸せに」なっていて欲しい。苦しい思いをしてきた彼らだからこそ、きっと誰よりも、どのグループよりも、幸せになれるよ。